cyciatrist 自転車と精神科医療とあとなんか

ボストン留学帰りの精神科医。自転車好き。

今年はまた変化のある年になりそうです。

あけましておめでとうございます。

昨年ボストンから帰国したばかりですが、今年も私にとっては大きな変化のある一年になりそうです。先日以下のようなエントリを書きました。

cyciatrist.hatenablog.com

帰国したばかりですが、開業という道を選ぶことにしたという内容です。本当に勇気のいる決断でしたし、アカデミズムには少しですが心残りがあります。自分のこれまでやってきた感じでは、後数年大学できちんとした仕事をすれば小さな学会の座長や招待での講演も得られたかもしれません(今いる大学にずっといたのでは難しいかもしれませんが)。大学の組織はいやになってしまいましたが、同僚やセンパイは今でも優秀で楽しい人達が多いと感じています。

しかし、それでもやめようと思うくらいマイナスの気持ちが今の組織にはありました。今いる組織をやめようというのはとても大きなエネルギーがいります。それを超えるマイナスの気持ちというのは自分にどういうものがあるのかしばらく考えていました。嫉妬、悔しさ、諦め、、、などなどたくさんの気持ちがあると思いました。そのなかで以下のエントリを読んだ時にぐっときたことがあります。

ganeza.hatenablog.com

この頃には彼にとって、この会社は彼の会社ではなく、
自分とは何一つ関係ない会社になっていたんだと感じました。

というganezaさんが考えた「やめていった共同創業者」の気持ちになんだかぐっときてしまいました。ganezaさんの会社で共同創業者さんがそういう気持ちになった理由はよくわかりません。でも、僕はまさにいまそういう気持ちになっていると思いました。

病院で勤務して患者さんを拝見していても、本当に最低限のエネルギーしか治療につかっていない、つかいたくないと考えてしまう。会議も早く終われとしか思えず、自分のアイデアを共有して改善に繋げたいとか思わない。研修医の教育も、自分に面倒が降りかからない程度にできるようになってくれればいいというスタンスで行う。休みを取るのは権利ではあるんだけど、周りの迷惑をあまり考えず好きな様に取る。

こんな態度で仕事をしていました。もうこの組織というのは僕とは何一つ関係ないと感じるようになっていました。この組織における現在の仕事のしやすさや今後の発展、周囲からの評価、そういったものを向上させることにエネルギーを使う気持ちが完全に消失していました。それも、やめようと考えたマイナスのエネルギーの大きな一部であると感じました。

今年は新しい年で、新しいことにまたチャレンジします。マイナスのエネルギーをもう二度と得ないよう、主体的に「自分のもの」として感じられる仕事を頑張りたいと思います。